「町田市は、東京都なのに郊外っぽくてゆったり暮らせるって本当?」「中古マンションを買うなら、何を先に調べればいい?」と気になっていませんか。町田市は、町田駅周辺の街の中心部から、成瀬・鶴川・玉川学園のような住宅エリアまで、地区ごとの違いが大きい市です。
この記事では、町田市の公式サイトで確認できた情報(2026年10月29日確認)をもとに、人口、保育園の状況、小学校の「統合と学区の変更」、ハザードマップ、マンションの管理計画認定制度をまとめました。中古マンションの価格は、物件ごとの差が大きいため、根拠を確認できない「相場の数字」は載せていません。
町田市の人口
町田市の公式サイト「人口・世帯」によると、2026年10月1日現在の人口は431,417人(男210,369人、女221,048人)、世帯数は212,822世帯です。前の月より、人口は29人、世帯数は150世帯増えました。女性が男性より約1万1千人多いのが、数字から見えてきます。町田駅にはJR横浜線と小田急線が通っていて、市内には、成瀬(JR横浜線)、鶴川・玉川学園前(小田急線)など、駅ごとに街の個性があります。
町田市を通る路線と、利用者の多い駅
町田市には、JR・小田急・東急が通っています。主な路線の特徴は、次のとおりです。
- JR横浜線:東神奈川から八王子までを結ぶ路線です。市内には、町田・成瀬・相原などの駅があります。町田駅で、小田急線と乗り換えられます
- 小田急小田原線:新宿から小田原までを結ぶ路線で、市内には、玉川学園前・町田・鶴川などがあります。新宿方面へ向かう列車が走ります
- 小田急江ノ島線・東急田園都市線:南町田グランベリーパーク駅で、東急田園都市線(渋谷〜中央林間)と小田急江ノ島線が交わります
利用者の多い駅
ここでは、鉄道会社が公式に公表している「1日あたりの利用者数」が多い駅を、利用者の多い(人気の)駅として紹介します。住みやすさのランキングとは別のものです。数え方は会社ごとに違います。JR東日本は乗車人員(乗った人だけ)、東京メトロ・東武・東急・小田急は乗降人員(乗った人と降りた人の合計)です。違う会社の数字は単純には比べられないので、同じ会社の中で見てくださいね。
| 駅 | 乗り入れる主な路線 | 1日の利用者数 | 数字の種類 |
|---|---|---|---|
| 町田 | JR横浜線、小田急小田原線 | JR 100,118人(JR東日本の全駅で33位) / 小田急 262,307人(小田原線で3位) | JR・乗車人員(2024年度) / 小田急・乗降人員(2025年度) |
| 鶴川 | 小田急小田原線 | 60,877人(小田原線で16位) | 小田急・乗降人員(2025年度) |
| 南町田グランベリーパーク | 東急田園都市線、小田急江ノ島線 | 東急 49,091人 | 東急・乗降人員(2025年度。他社線との乗り換えの人も含む) |
| 玉川学園前 | 小田急小田原線 | 41,342人(小田原線で27位) | 小田急・乗降人員(2025年度) |
| 成瀬 | JR横浜線 | 17,239人 | JR・乗車人員(2024年度) |
| 相原 | JR横浜線 | 9,982人 | JR・乗車人員(2024年度) |
町田市で、利用者がもっとも多いのは町田駅です。JR横浜線と小田急線が交わる駅で、JRの乗車人員は1日あたり10万人を超えます(JR東日本の全駅で33位)。小田急小田原線の中でも、新宿駅に次ぐ上位の駅(3位)です。町田駅に続いて、小田急線の鶴川駅、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅、小田急線の玉川学園前駅の利用者が多くなっています。
一般的に、利用者の多い駅は、お店や施設が多くて便利な一方、人通りや混雑も増える傾向があります。静かな暮らしを重視するなら、利用者の少なめの駅も候補にして、平日の朝夕に現地を歩いて確かめるのがおすすめです。
中古マンションの価格は、どう調べる?
中古マンションの価格は、同じ駅でも、築年数・広さ・階数・駅からの距離・管理状態で大きく変わります。「町田市は○○万円くらい」という一言の相場は、物件選びの参考にはなりにくいので、この記事では載せていません。次の調べ方がおすすめです。
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」で、実際の取引価格(不動産取引価格情報)を地図から調べる
- 売出価格だけでなく、近くの成約事例(実際に売れた価格)を不動産会社に聞く
- 駅からの距離が近い物件と、バス便の物件を、同じ条件で比べる
同じ市内でも、町田駅の近くと、成瀬・鶴川の住宅エリアでは、日々の移動の仕方(徒歩・バス・自転車)が変わります。通勤・通学のルートと、お買い物の動線もあわせて確認してくださいね。
子育て支援を、町田市の情報で確認
医療費助成
町田市には、乳幼児、義務教育就学児、高校生等の医療費助成があります(担当は子ども総務課)。所得制限や、窓口での自己負担の有無などの条件は、年度で変わることがあるため、「まちだ子育てサイト」や子ども総務課で、最新の内容を確認してください。
保育園|待機児童は令和8年4月で90人
町田市が公表した「2026年4月認可保育所等入所待機児童数(確定値)」では、待機児童は90人でした。令和9年(2027年)4月入園の一次募集の申請締切は11月5日です。募集人数、申込スケジュール、指数の見方は、町田市の保育園ガイドにまとめています。
小学校|町田市は「学校統合」と「学区の変更」が進んでいます
町田市の「町田市新たな学校づくり推進計画」では、2040年度までに、市立小学校を42校から26校、市立中学校を20校から15校に統合する計画です(市のページは2025年9月16日更新)。学校の統合や校舎の建て替えにあわせて、通学区域(学区)も変わります。
- 地区ごとに、基本計画の検討を始める年度、統合の予定年度、新校舎の使い始めの目標年度が決まっています
- 統合をともなわず、学区の変更だけが行われる地区もあります
- お住まいの住所ごとの現在の学区と、変更の年度は、市の案内にある「【住所別】市立小学校・中学校の学区変更について」で確認できます
中古マンションを買う側にとって、とても大事なポイントです。今の指定校が、数年後に変わるかもしれないからです。購入を考える物件の住所で、必ず「学区の変更の予定」を調べておきましょう。
町田市には、通学区域緩和制度(入学時に、指定校以外の学校を希望できる制度)と、就学指定校変更制度(兄弟姉妹の事情など、市の基準にあてはまる場合に認められる制度)もあります。市の教育委員会の資料では、小学校の緩和制度は隣接する学区の学校に限られ、中学校は市内全域から希望できるとされています。申請は例年、夏から秋にかけて受け付けられていますが、令和9年度分の日程は、市の案内で必ず確認してください。
ハザードマップ|町田市は「洪水」と「土砂災害」の両方を確認
町田市の「町田市洪水・土砂災害ハザードマップ」は、2026年3月に公表された版が最新です(市のページは2026年10月28日更新)。5つの地区(町田・南・鶴川・忠生・堺)に分かれています。
- 洪水(外水)と土砂災害:東京都が2025年8月までに指定・告示した、浸水想定区域と土砂災害(特別)警戒区域をもとに作られています
- 雨水出水(内水):市内で想定される最大規模の降雨(1時間あたり153mm)を前提にしています
- 高潮・津波:町田市では該当がなく、マップは作られていません
- 浸水の履歴:1966年と1976年の2回分が載っています
マップは、防災課(市庁舎3階)や、市民センター、駅前連絡所などで配布されているほか、PDFもダウンロードできます。最新の指定の状況は、東京都の「土砂災害警戒区域等マップ」で確認するよう案内されています。
不動産会社が中古マンションを売るときは、契約の前に、水害ハザードマップ上でその物件がどこにあるかを説明する決まりになっています(宅地建物取引業法施行規則の改正で、令和2年8月28日から)。町田市のマップには土砂災害も含まれています。洪水だけでなく、土砂災害の区域もあわせて見ておくと安心です。
中古マンションの「築年数」と「管理」を見極める
築年数は「新耐震基準」の前か後かを確認
建物の耐震基準は、昭和56年(1981年)6月1日から新しくなりました。築年数が古いマンションは、建築確認がいつだったかを確認しましょう。町田市には、旧耐震基準の分譲マンションを対象にした「分譲マンションの耐震化促進助成制度」もあります。
町田市の「マンション管理計画認定制度」
町田市の公式ページによると、2023年1月から「マンション管理計画認定制度」が始まっています。
- 対象は、町田市内にある既存のマンション(申請は、管理組合の理事長が行うのが原則)
- 認定の基準は17項目で、市の独自基準はなく、国の指針と同じ内容です
- 認定の有効期間は5年間です
- 認定を受けたマンションでは、「フラット35」や「マンション共用部分リフォーム融資」で、金利の引き下げを受けられる場合があります
- 相談の窓口は、都市づくり部の住宅課です(042-724-4269)
(このページの最終更新は2023年5月9日です。最新の手数料などは、住宅課に確認してください。)
購入前に見ておきたい書類
- 長期修繕計画と、直近の大規模修繕の履歴
- 修繕積立金の残高と、今後の値上げ予定
- 管理規約と、直近の総会の議事録
- 管理計画認定を受けているかどうか
町田市が向いている人・慎重に見たい人
向いているかもしれない人
- 都心とは違う、住宅エリアの多い市で暮らしたい
- 駅からの距離や、バス・自転車の使い方まで含めて、暮らし方を決めたい
- 学校の統合や学区の変更を、住所ごとに調べたうえで買いたい
慎重に見たい人
- 特定の小学校に通わせたい(統合や学区の変更で、指定校が変わる可能性があります)
- 令和9年4月の保育園入園を考えている(令和8年4月の待機児童は90人でした)
- 土砂災害警戒区域に近い場所が気になる(物件ごとにマップで確認しましょう)
隣の市との比べ方は、多摩市の記事や、武蔵小杉駅エリアの記事も参考にしてください。
よくある質問
Q. 町田市の小学校は、これから減るのですか?
市の「新たな学校づくり推進計画」では、2040年度までに、市立小学校を42校から26校、市立中学校を20校から15校に統合する計画です。地区ごとに、統合の予定年度が決まっています。
Q. 自分の物件の学区が変わるかどうかは、どう調べますか?
市の案内にある「【住所別】市立小学校・中学校の学区変更について」で、住所ごとの現在の学区と、変更の年度を確認できます。全体の一覧は「新たな通学区域一覧表」で見られます。
Q. 町田市の中古マンションの相場は、いくらくらいですか?
物件ごとの差が大きいため、この記事では数字を載せていません。国土交通省「不動産情報ライブラリ」で実際の取引価格を調べ、不動産会社に成約事例を聞くのがおすすめです。
Q. 町田市のハザードマップには、高潮は載っていますか?
町田市では、高潮・津波は該当がなく、マップは作られていません。洪水(外水)、雨水出水(内水)、土砂災害のマップがあります。
まとめ
町田市は、人口43万人あまりで、地区ごとの違いが大きい市です。マンションを買う前に、ぜひ調べたいのが、小学校の統合と、通学区域の変更の予定です。2040年度までに市立小学校が42校から26校になる計画なので、住所ごとの確認が欠かせません。あわせて、2026年3月公表の洪水・土砂災害ハザードマップ、築年数と管理の状態、管理計画認定の有無まで見て、納得のいく物件を選んでくださいね。

