入居率95%の賃貸管理会社が実践している空室対策チェック事項。基本からおもしろいアイデアまで全部公開!

なかなか決まらない空室。きちんと空室対策できてますか?基本的な空室対策からおもしろいアイデア空室対策まで全紹介。

入居率95%を達成している賃貸管理会社が実際に使っているチェック項目を用いて満室を目指しましょう。

今の賃貸管理会社が全部実践してくれているかはわかりません。自分でもできることは実践し、賃貸管理会社が実践してくれているかも合わせてチェックしてみましょう。

空室対策の基本:玄関に置いておくもの

玄関の飾り付けが完了したら、以下の3点も置いておきましょう。

・大きな間取り図
・メジャー
・ボールペン

賃貸営業マンがお客様に渡す募集チラシは間取図が大きいとは限りません。するとメモできる記入スペースが限られてしまいます。お客様は、今持っている洗濯機がこのお部屋に入るかとか、冷蔵庫を置くスペースは十分かなど気にします。
そこで、内覧したお客様にこの部屋に引越して来たことをイメージしてもらうために、大きな間取図やボールペンやメジャーを用意しておきましょう。
そうすることで、未来のイメージを持ってもらうことができ入居促進につながります。

空室対策の基本:玄関に飾り付け

これはおもてなし精神です。玄関はお客様が最初に印象を持つ場所です。
⽞関やエントランスにお花や小物を飾って、お客様を歓迎する体制を整えましょう。
綺麗なお花や植物、お洒落な⼩物は、100円ショップやホームセンターに⾏けば、たくさん売っています。本物である必要はありません。

空室対策の基本:スリッパを用意する

玄関にスリッパは用意されてますか?
不動産会社が案内時通常はスリッパを持って案内してますが、急いでいるときは忘れることもあります。また、案内人数が多くて足りないこともしばしば。

室内が汚れていたり、長期空室で埃や虫の死骸が溜まっている部屋を素足で歩くのは嫌ですよね。 それと、冬場なんかは冷たいフローリングの上を歩くのは厳しいものがありますよね。


お客様の内見時間を延ばすためにも、おもてなし精神でスリッパを用意しましょう。単⾝用なら2⾜。ファミリー用なら5⾜くらいはあると良いかもしれません。100円ショップでも購入できますので、清潔感があるスリッパを用意しましょう。

空室対策の基本:ポストに投函不要テープを貼る

集合ポストや玄関ポストから無造作に飛び出したチラシを見かけることが多々あります。 チラシが溢れている物件を見ると、あ~管理できてない建物だなという印象をもってしまいます。お客様もきっと良い印象は持たないでしょう。

前の入居者が転居しらた、集合ポストや玄関ポストに投函不要シールを貼りましょう。もし用意できなかったら、養⽣テープなどでも良いと思います。不要なチラシ類の投函を防⽌しましょう。

空室対策の基本:集合ポストを交換

お部屋の中ばかり気にして意外と忘れがちなものです。入居者にとって、郵便物が届く大切な場所なので、清潔感のある集合ポストが求められてます。壊れていたり、サビついているようであれば交換をしましょう。6戸用で5万円くらいが相場です。

空室対策の基本:募集看板などの販促物を取り付ける

入居者募集をしている物件に、募集看板や入居者募集中ののぼりを設置しましょう。近所の⼈や、通りすがりの人へ情報発信ができます。
ただし、看板やのぼりの設置には注意が必要です。風が吹いたときに飛ばされたり、通行人に当たったり、車を傷つけたりするような場所は避けましょう。また、定期的にのぼりなどは交換しましょう。日焼けしたものや破れたものをいつまでもつけておくのは外観を損ねますので逆効果となってしまいます。

空室対策の基本:募集チラシBOXを設置

間取り図の書いた募集チラシを持ち帰ってもらえるように、現地に募集チラシボックスを設置してみましょう。近隣に他の物件もあるようであれば、募集チラシボックスの中に追加で入れておいても良いかもしれません。
実際に設置してみると、2週間くらいでチラシははけてしまいます。

ただし注意点として、同建物内で賃料に差がある場合は既存の入居者様から家賃値下げ交渉をされる可能性があります。
家賃を明確に記載するのではなく、〇円 〜〇円などと標記したり、賃料をあえて載せなくても良いかもしれません。

空室対策の基本:共用部の清掃

エントランスをはじめ、共用部分が綺麗に掃除されているかどうかは、お客様の第1印象を大きく左右します。雑草が多く生えていませんか?チラシが散乱してませんか?蜘蛛の巣だらけになってませんか?

自分で行っても良いですし、費用を安く抑えるのであれば、シルバー人材へお願いしてみても良いかもしれません。

空室対策の基本:空室メンテナンス

空室になっている部屋は、⻑時間締め切っているため部屋の空気が悪くなったり、排水トラップの水が干からびて悪臭を放ったりしてしまいます。
2週間に1度くらいは、空室の空気を入れ替えたり、キッチンやトイレ、洗面台の水を流したりしましょう。物件が近所ならオーナー自⾝で入れ替えるようにしましょう。
ちょっと面倒を感じるようであれば、24時間換気扇を回しっぱなしにするとか、排⽔溝にラップをする方法も有効です。

空室対策の基本:清掃完了の紙を置きましょう

清掃完了して即入居の状態であれば、清掃が完了しているということを伝えるために、清掃完了の紙を置きましょう。管理不動産会社やクリーニング業者によっては、清掃完了の紙を置いてくれるとこともありますが、もし物件に置かれていない場合は、用意しましょう。
このお部屋はクリーニングが完了している状態だということを示すことは意外に重要です。実は、案内してくれる賃貸営業マンが最新の情報を持っているとは限らないからです。
最低でも、玄関とトイレには清掃完了の紙を置きましょう。

空室対策の基本:照明を居室に設置

照明は入居者の好みがあるから、あえてつけないという選択もありますが、申し込みが入ったら外して他の物件に付け替えても良いと思います。

お客様はいつ内覧するかわかりません。外が暗くなっている時間帯や曇りの日に内覧をした時に、部屋に照明があると当然ながら明るく見えます。真っ暗な部屋を案内するときに懐中電灯を持って案内している賃貸営業マンもいます。

安い照明なら5,000円以下で購入することができますので、お部屋の雰囲気に合わせて照明器具を設置しましょう。

空室対策の基本:通電しておく

以前は電⼒会社と契約していなくても電気を使うことができました。しかし、最近では電気メーターが「スマートメーター」へと切替えられており、退去者が出るたびに電気の供給が止められてしまいます。
オーナー自らが契約者となり、電⼒会社と契約をして通電しておきましょう。

空室対策の基本:POPを貼る

案内をする賃貸営業マンがお部屋の魅力について十分説明できる
情報を持っているとは限りません。実は、賃貸営業マンは何でも知っていると思いがちですが、実はそうではありません。新人の営業マンかもしれません。
そこで、物件についてアピールしたい点や、デメリットを良く魅せる言い回しなどをPOPにして貼り付けておきましょう。
こうすることによって、新人営業マンがきたとしても入居者の疑問に即座に答えることができ、お部屋のアピールポイントを確実に伝えることができます。

空室対策の基本:家具家電を置く

家具や家電類を先に用意しておきましょう。”家具家電レンタルサービス”を利用すれば、次の入居者が家具家電不要の場合は解約すれば良いので、無駄な費用はかかりません。入居者にとっても入居時の費用を節約できるだけなく、⾝の回りのものだけで引越しが済むので手軽に新⽣活をスタートできます。
また、家具だけを置いてステージングしておくのも良いでしょう。よく住宅販売会社が使う手です。物件の案内時にお客様に転居生活のイメージを持ってもらえ易くなります。

空室対策の基本:自転車を整理する

物件に所有者の分からない古い自転⾞が散乱してませんか?パンクしていたり、誇りが溜まってて明らかに使用している形跡のない自転車はありませんか?
そういった自転車は一旦処分しましょう。市の指定区域に持参すれば安価に処分できます。場合によっては、無料で処分してくれる業者もいるので探してみてはいかがでしょうか。
対策としては、入居時に管理シールを発⾏し、駐輪場所を指定する方法があります。自転⾞やバイク置場の利用を有料化することも有効です。
無秩序に置かれているより、毅然と整理されている方が入居者も
使いやすく、物件の印象も良くなります。
自転車は整理整頓を行いましょう。

空室対策の基本:24時間ゴミ出し可能

ゴミ出しは当日の朝にお願いしますと指示しても、入居者のライフスタイルによって非常に困難な場合があります。
そこで、BOX型のゴミ収納庫を用意しましょう。24時間ゴミを出せることは入居者にとって大きなメリットになります。

空室対策の基本:⾃動販売機を設置

自動販売機は、電気代の出費だけで多少なりともオーナー側の収益につながります。自動販売機のスペースがあり、収益が十分見込める場合は自動販売機の設置をお勧めします。
入居者にとっては、
・飲み物がすぐ⼿に入る
・夜間明るいので防犯対策にもなる
というメリットがあります。自動販売機はは、設置からドリンクの補充、集⾦まですべて専門業者がやってくれますので手間はかかりません。

空室対策の基本:TV付モニターホン設置

最近の入居者は防犯意識が高いです。そこまで高額なものではないので、もしお部屋についていないようであれば設置しておきましょう。リフォーム後のお部屋でも工事可能です。

空室対策の基本:アクセントクロスを貼る

クロス貼替時、無難に白色を選んでませんか?もしくは何も指示してなかったりしてませんか?
ライバルのお部屋との差別化するためにインパクトある壁紙を1面に貼ってみましょう。室内の印象はガラリと変わります。
価格は量産品に比べて若干高くなりますが、あくまでも若干です。試してみる価値はあります。どうしてもお金をかけたくないのであれば、量産品の中にも色付きのクロスがあります。工事業者にお願いして同価格で施工してもらえるよう交渉しましょう。

空室対策の基本:フロアタイルを貼る

床材は何を使ってますか?安価なクッションフロアでしょうか。最近はお洒落な柄のクッションフロアも随分増えましたね。ただ、家具や家電を置いた跡の凹みがすぐ付いてしまい、張り替えると費用がかかるからと、そのままで募集してませんか?
それならば、フロアタイルへの貼替をお勧めします。フロアタイルはクッションフロアよりも硬さがあるので、傷も付きにくく丈夫である利点があります。フローリング調、石目調など豊富なデザインがありますので、お洒落なお部屋を演出できます。

空室対策の基本:ダイノックシートを活用

女性が一番気にするところは水回りです。キッチンや洗面台は新品にしてしまえば良いのですが、リフォーム費用が高額になるのでなかなか交換はできません。
そこでお勧めなのがダイノックシートです。
キッチンのキャビネット扉や、洗面台の扉、各部屋の扉や枠回りなど、使用用途は多岐にわたります。
いろんな色やガラがあるので、設備交換をせずとも新品のように魅せることが可能です。赤色などは内見写真なので映えますよ!

空室対策の基本:和室を洋室へ

若者にはオールフローリングが圧倒的に人気です。洋室から和室へリフォームしましょう。リフォーム費用は10万円~20万円が相場です。

空室対策のアイデア:蛇口はシングルレバー混合栓へ交換

ツーハンドル混合栓なら、シングルレバー混合栓へ交換しましょう。温度調節が容易なため、入居者の必須希望設備になってきてます。

空室対策のアイデア:ウォールラックを付ける

お洒落な⼩物を置いたり、絵を飾ったりするために、壁にちょっとしたウォールラックを設置しましょう。ホームセンターや100均にも売ってます。安価で設置も簡単なので費用対効果が大いに見込めます。

空室対策のアイデア:部屋干しハンガーを設置

浴室換気乾燥機があれば、お風呂を乾燥室にして洗濯物を干すことができますが、リフォーム費用がかさむのでおすすめしません。
そこで近年女性に人気なのが、部屋干しハンガーをおすすめします。天井に取り付けておいて、使う時だけ引き下ろして洗濯物を干すことができるので、防犯を気にする女性に大人気です。安価で簡単に取り付けできるのでおすすめです。

空室対策のアイデア:3点ユニットバスをリフォーム

「3点ユニットバス」を「バストイレ別」に分離する工事もありますが、ホテルなみにリフォームした方がお洒落に見えます。
3点ユニットバスであっても、浴室に大きな横長の鏡を設置したり、アクセントパネルを設置することによって、ホテル並みの浴室が演出できます。浴室塗装と組み合わせると新品のような浴室が出来上がります。